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静寂の中で
 光は狂気に屈し
 僕らは何かを探して走る
 出会うものすべてを踏みにじりながら
 今や時間は尽きかけ
 手は何でも奪えるのに 魂は空虚なまま
西にはもう酸素がない
 もう酸素などない
叫んでも 泣いても 言葉は空に消える
 風と塵のように 過ぎ行く雲のように
 僕らは亡霊のように身を引きずり
 ときおり振り返りながら
 この日が空しく過ぎるのを待つ
 そして願う 願う 明日こそ生まれ変わると
飛翔するサギのように
 星々を越え さらに遠くへ
 新しい一日の閃光の雫のように
 飛翔するサギのように
 大洋を越え さらにその向こう
 遠い空へ
 地平線を越えて
もはや愛は要らない
 バビロンは脚を広げ
 笑みを浮かべ
 誰にも同じ運命を授ける
神々との絆を失い
 アルゴリズムとテクノ宗教に縛られ
 理性の蝋燭はかすかに消えかけ
 赦しもなく 共感も思いやりもなく
 光は狂気に屈し
 道は嘘の迷路に消えていく
西にはもう酸素がない
 もう酸素などない
生まれ変わるために
 飛翔するサギのように
 星々を越え さらに遠くへ
 新しい一日の閃光の雫のように
 飛翔するサギのように
 大洋を越え さらにその向こう
 遠い空へ
 地平線を越えて
飛翔するサギのように
 星々を越え さらに遠くへ
 新しい一日の閃光の雫のように
 飛翔するサギのように
 大洋を越え さらにその向こう
西にはもう酸素がない
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