優しい子ですから
傷つけないでくださいこれ以上
お願いです
もう黙っていてはくれませんか
あなたの人生は
そちらに置いてはいただけないでしょうか
「もうわたしはいきてなんかいません」
眼に浮かばない日が欲しい
いちにちだけ
想わない日を下さい
白いドレスの
後ろ姿
「ですからもうなにもいわないでください」
あなたに
愛されたと思っていました
あなたはただ
わたしを蹂躙しただけでした
最初に子宮を
次に乳房を
最後に魂を...
あなたというわたしは言葉を喪いました
「これいじょうこころがうごくことなどありませんから」
あなたの優しさを
信じていました
あなたは
永遠に演戯する優しさを 集めて生きる
不幸な役者でした
あとがき この詩篇は、複数の声によって織り成された、ある記憶の残滓です。 夢と現、過去と現在が交錯する中で、私の中に響き渡り続ける、忘れ得ぬ言葉たち。 それは、かつて存在した「わたしというあなた」が、「あなたとうわたし」が、なぜ沈黙し、なぜ心が動かなくなったのかを告げる、静かな、しかし抗い難い告白です。
個々の断章(沈黙、破綻、あなたというわたし)は、その声に辿り着くまでの道程であり、あるいはその言葉が引き起こした波紋そのものであります。 これらの言葉が、読み手の心にも、何らかの形となって届くことを願います。
あなたというわたし(Zhon語) 。